中古車を購入するメリット・デメリットについて知っておこう!
中古車を購入する際に心配になるのが、「新車と比べた場合のメリット・デメリット」ではないでしょうか。この記事では、「中古車を購入するメリット」「中古車を購入するデメリット」「中古車と新車の主な違い」についてお伝えいたします。この記事の情報を、あなたの車選びの参考にしていただければ幸いです。
中古車を購入するメリット
何より大きな中古車のメリットは、「価格が安い」ということです。たとえば、新車価格では500万円で販売されているクルマが、わずか1年落ちの中古車になっただけで330万円ほどの価格になる、といったことはよくあります。
販売されたばかりの新車であれば、ここまで大きく値下がりすることはないかもしれません。しかし、そうでもなければ基本的に中古車の価格は、1年落ちで2割ほど安くなると考えていてよいでしょう。
もしあなたが「新車にはとくにこだわらない」という場合、「中古車の購入」は魅力的な選択肢となるでしょう。実際、中古車市場のなかから自分の理想のクルマを探すことで、大きく予算を節約できます。
また、6〜8年のモデルチェンジの周期によっては、新車で売られている現行の型でも、比較的割安な価格で手に入る場合もあります。新車と同じ予算で中古車を購入するのであれば、余った予算を装備の充実した上級グレードを購入することや、ワンランク上の車種を買うことに回すことができます。
こういった、価格の安さから発生するたくさんのメリットも中古車ならではのメリットということができるでしょう。
中古車を購入するデメリット
反対に、「中古車を購入するデメリット」についてお伝えいたします。先ほどもお伝えしたように中古車には価格が安いというメリットがありますが、その反面「クルマのコンディションが一定ではない」というデメリットが存在します。
中古車を購入しようとディーラーや中古車販売店を見て回って、どれだけ状態がよく見える中古車に出会ったとしても、以前のオーナーがそのクルマをどのように扱っていたかはわかりません。
メンテナンスの頻度などは、定期点検記録簿などを見ればわかります。しかし、どのような乗り方をしていたかまではわからないため、中古車のなかには走行距離が少なくてもコンディションが悪いクルマも存在します。
最近は、第三者機関による車両の状態評価書を提供してくれる中古車販売店も出てきましたが、中古車のコンディションには一定の不安が残ることは否定できません。
中古車と新車の主な違い
中古車と新車には、「価格とコンディション」「クルマの色や装備の選択」「税金の額」「納車までの時間」という、4つの主な違いがあります。
まず1つ目の「価格とコンディション」については、上でも述べた通り、中古車は安い分、コンディションに不安がある場合が多いです。反対に新車は、コンディションに不安がない状態で受け取れるといえるでしょう。また、新車であれば、万が一故障が起きたとしても保証で対応してもらうことができます。
2つ目の違いは「車の色や装備の選択」です。新車であれば、自分の好みの色や装備を選び、注文できます。しかし、中古車の場合はそういうわけにはいきません。もちろん後から色を塗り替えたり、パーツを手に入れて装備したりすることはできますが、その分費用がかかりますし、絶版となっているパーツは手に入らない場合もあります。
3つ目の違いは「税金の額」です。新車からの経過年数によって、同じ車種同士の環境性能割(2019年10月から始まった自動車売買で取得者側に発生する税金)が変化します。中古車であれば、その分経過年数が長いので、「税金が安くなる」「一部免除される」などのメリットが発生します。
しかし、エコカー減税の重量税や自動車税は、新車登録時や登録翌年の減税メリットが最も大きいため、新車購入ユーザーのほうがお得感を感じられる場合もあるので、その点には注意が必要です。
4つ目の違いは「納車までの時間」です。一般に、契約から納車までの時間は、中古車のほうが短いです。新車の場合は、ある程度売れるであろうグレード、仕様、色を見込み生産することが多く、それ以外の個性的なカラーやメーカーオプションを注文した場合、数ヶ月待ちになることも珍しくありません。
中古車は、車検や整備の状況によりますが、早ければ2週間ほどで納車されるので、「できるだけ早くクルマを手に入れたい」という場合には、中古車を購入することをおすすめします。
ここまで「中古車を購入するメリット」「中古車を購入するデメリット」「新車と中古車の主な違い」について、お伝えいたしました。クルマの購入というのは、人生の中でも1位、2位を争うほど大きな買い物になると思います。しっかりと新車・中古車の違いを検討したうえで結論を出すためにも、この記事の情報を参考にしてみてください。あなたが理想のクルマに出会えることを願っています。